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Jlpt 試験の n1 n2 レベルの読解科目に関する 問題点と対策案 ―ハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学生を対象―

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TRƯỜNG ĐẠI HỌC NGOẠI NGỮ - ĐẠI HỌC QUỐC GIA HÀ NỘI KHOA NGÔN NGỮ VÀ VĂN HOÁ NHẬT BẢN KHOÁ LUẬN TỐT NGHIỆP Khó khăn khi làm bài thi Đọc hiểu kì thi Năng lực tiếng Nhật JLPT cấp độ N1,

Trang 1

ハノイ国家大学・外国語大学 日本言語文化学部

ハノイ、2018 年 05 月

Trang 2

TRƯỜNG ĐẠI HỌC NGOẠI NGỮ - ĐẠI HỌC QUỐC GIA HÀ NỘI

KHOA NGÔN NGỮ VÀ VĂN HOÁ NHẬT BẢN

KHOÁ LUẬN TỐT NGHIỆP

Khó khăn khi làm bài thi Đọc hiểu kì thi Năng lực tiếng Nhật JLPT

cấp độ N1, N2 và một số giải pháp khắc phục

–Đối tượng là sinh viên chuyên ngành tiếng Nhật trường ĐHNN-ĐHQGHN–

Giáo viên hướng dẫn: Đỗ Hoàng Ngân Sinh viên: Phạm Khánh Ly

Khoá: QH2014.F1.J1

Hà Nội, tháng 05 năm 2018

Trang 3

概要

日本語の読解力育成に関する研究・記事はたくさん書かれてきているが、大学生の日本語能力試験に関する問題などを研究する論文はあまりないので、日本語を

専攻とする大学生の観点から本論文が書かれた。

本論文は JLPT 日本語能力試験の N1、N2 レベルの読解科目の特徴、ハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学生の問題の実情、その原因と対策の提案を出した。

Trang 4

確約書

本論文は私と友達の Quach Yen Nhi さんの大学生科学研究試験の研究から発展したものです。この研究を引き続き独立的に実施するのに Quach Yen Nhi さんからの合意がありました。

本論文に使用されたデータは確実な出典から取得しました。アンケート調査における結果、結論は自分でまとめて、実施しました。

担当者

Pham Khanh Ly

Trang 5

謝辞

この研究を卒業論文として形にすることが出来たのは、担当して頂いた Do Hoang Ngan 先生の熱心なご指導や、ハノイ国家大学・外国語大学の大学生たちが貴重な時間を割いてアンケート調査に協力していただいたおかげです。

そして、友達の Quach Yen Nhi さんの手伝い、応援をありがとうございました。

最後にな りまし たが、これ まで温 かい目で見 守って くれた友人たちや家族に、深く感謝申し上げます。

協力していただいた皆様へ心から感謝の気持ちと御礼を申し上げたく、謝辞にかえさせていただきます。

担当者

Pham Khanh Ly

Trang 6

目次

序論 1

1.先行研究 1

2.研究テーマの選択理由 1

3.研究の目的 2

4.研究の対象と範囲 2

5.研究の方法 2

6.論文の構成 3

第一章 日本語能力試験と N1、N2 レベルの読解科目について 4

1.1.日本語能力試験について 4

1.1.1.概要 4

1.1.2.試験レベル 5

1.1.3.試験科目と試験時間 6

1.2.N1、N2 レベルの読解科目について 6

第二章 N1、N2 レベルのよくある読解の質問 8

2.1.評論・解説・エッセイなど 8

2.1.1.文章の仕組みを理解する―文章全体の意味を捉える 8

2.1.2.部分的な内容を尋ねる問い 12

2.2.広告・お知らせ・説明書きなど 16

2.2.1.全体的な内容を尋ねる問い 17

Trang 7

2.2.2.部分的な内容を尋ねる問い 17

2.3.二つ以上の文章の比較 17

第三章 外国語大学の日本語を専攻とする大学生の JLPT 試験の N1,N2 レ ベルの読解科目における問題の実情の研究、原因の分析、対策の提案 19

3.1.アンケート 19

3.1.1.アンケートの概要 19

3.1.2.アンケートの結果 19

3.1.3.アンケートの結果からの結論 22

3.2.JLPT 試験の N1、N2 レベルの読解における問題(読解科目の点数が高くない 理由) 25

3.2.1.言語の知識 25

3.2.2.読解スキル 26

3.2.3.心理の問題 27

3.3.対策 28

3.3.1.学習精神の強化 28

3.3.2.知識の向上 28

3.3.3.読解スキルの改善 29

3.3.4.日本語の読解のコツ 29

結論 33

1.本論文の貢献と解決した問題 33

2.本論文の改善すべき点 33

Trang 8

別紙 36 アンケートの作成(ベトナム語版) 36

Trang 9

序論

1.先行研究

日本語の読解力育成に関する研究・記事はたくさん書かれてきている。秋田 喜代美(東京大学)の「読解力育成のための教育実践とその評価」(2006)、阿部祐子の『「読解力」育成に関する研究』(2006)などが挙げられる。

しかし、大学生の日本語能力試験に関する問題などを研究する論文はあまりないため、日本語を専攻とする大学生の観点から本論文が書かれた。

2.研究テーマの選択理由

第一、聞き取り(Listening)、コミュニケーション(Communication) 、書き

(Writing)と同様に読み(Reading)のスキルも非常に大切である。普通は、一つの言語を勉強する時、上記のような四つのスキルに分けられているが、各スキルは関係があり、一つのスキルを向上すると他のスキルも向上できると考えられる。 第二、ベトナムにおいて、日本語と JLPT などの日本語能力試験はますます広く知られるようになってきた。JLPT の日本語能力試験において、読解科目は点数の三分の一を占めて、重要な役割を持っている。

第三、JLPT は N5~N1 の五つのレベルに分けられている。その中で、N1 と N2レベルは非常に難しいため、日本語を勉強している外国人は色々な困難によく直面している。

第四、読解をする時は、日本語を専攻とする大学生の私も色々な困難によく直面している。そのため、他の日本語を専攻とする大学生はどんな問題に直面しているかを研究し、その問題に対する対策を提案したい。

Trang 10

上記の理由から、論文のテーマが「JLPT 試験の N1,N2 レベルの読解科目に関する問題点と対策案 ―ハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学生を対象―」だと決めた。

3.研究の目的

第一は、外国語大学の日本語を専攻とする大学生の JLPT 試験の N1,N2 レベルの読解科目の結果とよく直面している問題を研究することである。

第二は、上記の問題に直面する理由を研究することである。

第三は、上記の問題を解決ための対策を提案することである。

4.研究の対象と範囲

JLPT の日本語能力試験は N5~N1 の五つのレベル及び三つの科目に分けられている。その中で、N1 と N2 レベルは非常に難しく、日本語を勉強している外国人は色々な困難によく直面している。そのため、研究の範囲としては N1、N2 の読解科目のみである。そして、研究の対象はハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学生のみである。

5.研究の方法

第一は、アンケートにより調査を実施することである。

アンケートによりハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学

生の 50 人を対象として、JLPT 試験の N1、N2 レベルの読解科目における問題の実情、直面している問題とその原因について調査する。

第二は、統計と分析することである。

取得したデータ・情報を分析することで研究テーマに関する結論を出す。

Trang 12

第一章 日本語能力試験と N1、N2 レベルの読解科目について

1.1.日本語能力試験について

ここ 10 年間で、ベトナムで、日本語がますます盛んになり、日本語を勉強したい方々の人数も連続的に増えてきた。そのため、日本語を母語としない人を対象に、日本語能力を測定・評価して向上し、良い仕事、奨学金を得られるための日本語能力認定書を提供する色々な試験が行われている。その中で、JLPT という日本語能力試験はベトナムにおける一番多い参加者がいるものだと知られている。

1.1.1.概要

日本語能力試験(英語名:Japanese Language Proficiency Test、JLPT)は、一番有名で、信頼性の高い試験だと知られている。年次、国際交流基金が海外の試験実施機関の協力を得て実施する。日本語能力試験公式ウエブサイトの統計データによると、2017 年には、この試験は日本(47 都道府県)と 80 の国・地域

(239 都市)において実施された。

図 1.日本語能力試験の実施都市(2017 年)

Trang 13

(出典:https://www.jlpt.jp/statistics/index.html)

また、受験者数の推移(1984 年~2017 年)からもここ 10 年間で、この試験は大勢の日本語を勉強する方々を誘致していることが分かった。

・N1:幅広い場面で使われる日本語を理解することができる

Trang 14

・N2:日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる

Trang 15

・さまざまな話題の内容に深みのある読み物を読んで、話の流れや詳細な表現意図を理解することができる。

■N2 レベル

・幅広い話題について書かれた新聞や雑誌の記事・解説、平易な評論など、論旨が明快な文章を読んで文章の内容を理解することができる。

・一般的な話題に関する読み物を読んで、話の流れや表現意図を理解することができる。

N1、N2 レベルで、読解科目は言語知識科目(文字・語彙・文法)と一緒に実施されて、それぞれの試験時間は 110 分、105 分である。しかし、読解科目は別に採点され、最大点が 60 点で、合格点が 19 点以上である。

Trang 16

第二章 N1、N2 レベルのよくある読解の質問

「新完全マスター読解日本語能力試験 N2」と「新完全マスター読解日本語能力試験 N1」により、読解科目の質問は以下のように分けられる。

2.1.評論・解説・エッセイなど

2.1.1.文章の仕組みを理解する―文章全体の意味を捉える

2.1.1.1.「対比」(ほかのものと比べる)

「対比」は重要なことやものを説明するために、又はある事柄の特徴をはっきりさせるために、他のことやもの又は事柄と比べる書き方である。段落がたくさんある長い文章でも、「対比」に注目すると、段落同士の関係がわかりやすくなる。大きな対比の中に、小さな対比がある文章もある。以下は「対比」の一つの例である。

『かつて私たちを規制したのは、国家思考とかイエの家父長制度というような、はっきりと目にみえる権力とか規制やモラルであったが、今私たちを支配しているのは、そのようなはっきりと目にみえるものではない。個人主義という美名の裏で、情報という「見えざる手」が大きな手を広げているのである。情報が電波に乗り、活字に現れ、それによって私たちは動かされている。そして、自分がどこまで動かされているのかすら、自分で確かめられないほどである。だとすると、現代ほど自分の主体性、価値観を築き上げるのに難しい時代はないのである。』 この文章で、「かつて」と比べることにより、「今」の特徴をはっきりさせるになる。かつて、私たちを規制したのははっきりと目に見える権力とか規制やモラルであったが、今私たちを支配しているのははっきりと目に見えるものではない情報である。

2.1.1.2.「言い換え」(ほかの言葉で言い換える)

Trang 17

重要な語句や文を、同じ意味の他の語句や文に変えて何度も述べられたり、具体的な例などで詳しく説明されたりすることがある。これを「言い換え」という。それで、問いの選択肢が本文と違う表現で言い換えられていることが多いと注意する必要である。以下は「言い換え」の一つの例である。

『私の通った幼稚園には幅、幅二十センチほどの帯状の地獄があった。

それは「お弁当室」と呼ばれる部屋の戸口の床の、なぜかそこだけタイルの色が変わっている部分のことで、そこを踏むと地獄に落ちると言われていた。

どんなふうに落ちるのかは誰にもわからなかったが、踏んだ瞬間に地面がガバッと裂けて、体ごと底なしの穴に吸い込まれてしまうのではないかというのが、園児たちのあいだでのもっぱらの定説だった。お弁当室には、毎日午に各自お弁当を取りに行かなければならなかったので、そのたびにみんな決死の覚悟で「地獄」を飛び越えた。』

この文章で、「地獄」という言葉は何度も述べられて、意味を説明することに集中される。実、それは、部屋の戸口の床のタイルの色が変わっている部分のことで、そこを踏むと地獄に落ちると言われていた。それで、この言葉は全文で1回だけ「床」という意味を使われて、そのあと、「地獄」という意味に言い換えられる。

2.1.1.3.「比喩」(ほかのものにたとえる)

「比喩」とは、難しいことを私たちがよく知っている日常的なことに置き換えて(=たとえて)わかりやすいく説明することである。それは 2.1.1.1 に述べた

「対比」と違って、隠喩の言い方である。本文に、それまでの内容と全く関係のない言葉が突然出てきたら、比喩を使っているかもしれない。以下は「比喩」の一つ例である。

Trang 18

『もちろん、人生には多尐は苦しいこともあろうから、それはそれなりにやってよい。山を登るのに、汗をかくこともあろう。しかしぼくは、それを山頂をめざすためとばかり思うより、登り道のあれこれを、汗を流しながらも楽しむほうを好む。山頂の白雲に思いをはせることはあっても、それは夢でいろどりをそえるためで、やはり現在の登り道にこそ、楽しみはある。

山頂を望み、そして山頂に達することで満足するだけでは、山だっておもしろくあるまい。まして、人生は山登りではない。山頂なんて定まっていない。』 この文章で、筆者は「人生」を「山登り」と比喩している。人生の苦しいことは登りの流す汗と同じ。

2.1.1.4.筆者の言いたいこと

2.1.1.4.1.疑問提示文

疑問提示文とは、これから何について述べるかを、疑問文を使って示している分である。それで、疑問の答えを探さなければならない。疑問提示文は「なぜ・どうして・いつ・どこで・どのようにして…」といった疑問詞疑問文と疑問詞がなくて、文末が「~だろうか。」「~(の)か。」である Yes-No 疑問文という2種類がある。以下は「疑問提示文」の一つの例である。

『一般に自由はどのように捉えられているだろう?

言葉の使われ方を観察すると、たとえば、自由行動、自由時間という場合、決められたスケジュールがない状態を示している。多くの人は「自由」を、「暇な」とか「することがない」状態としてイメージしているかもしれない。

必ずしも、「自由」は素晴らしい意味には使われていない。仕事や勉強に追われていると、ついゆっくりと休みたくなる。尐しくらいは怠けたくなる。「一日

Trang 19

中寝ていたい」というような欲求が、「自由」から連想される個人的な希望である場合が多い。

はたして、これが本当の自由だろうか?

もちろん「支配からの解放」であることにはまちがいない。ただし、多くの人にとっては解放されること自体が、自由の価値になっている。解放されたことで何ができるのか、といった「自由の活用」へは考えが及んでいないように見える。』

この文章では、「一般に自由はどのように捉えられているだろう?」及び「はたして、これが本当の自由だろうか?」という二つの疑問提示文がある。この二つの疑問提示文を答えると、筆者の言いたいことが分かるようになる。一番目の疑問提示文の回答は、自由が決められたスケジュールがない状態、又は支配からの解放である。二番目の疑問提示文の回答は、これが本当の自由ではないということである。

上記の回答から、筆者の言いたいことは、多くの人にとって理由が支配からの解放であるが、大切なのは「自由の活用」、すなわち解放されたことで何ができるのかということである。

2.1.1.4.2.主張表現

筆者の主張・意見が書かれている文は、主張表現が使われることが多い。「~と思う」「~べきだ」「~だろう」「~なければならない」「~てはいけない」

「~のではないか」などがよく使われる主張表現である。筆者が何を高く、何を低く評価しているかを読み取ることも大切である。以下は「主張表現」の一つ例である。

『文章には音楽と同じようにリズムがあります。音楽があるテンポで演奏されなければ音楽として聞こえないように、読書もしかるべきスピードで読まないと

Trang 20

知識として脳に入ってこないのです。僕は「速読法」という読書方法をあまり評価していません。

速読とはたとえるなら、「ベートーベンの第五シンフォニーを五分で演奏してしまおう」ということに相当します。しかし、そんなことをすればどんなに素晴らしい楽曲でも音楽として成立しません。

文学もそれと同じこと。夏目漱石の『坊っちゃん』を十分程度でパッパッと読んでしまったら、脳の中で行われる情報処理としては、浅いものにならざるを得ません。』

『僕は「速読法」という読書方法をあまり評価していません』と『浅いものにならざるを得ません』という主張表現を通じて、筆者の言いたいことが分かるようになる。速読が一つのシンフォニーを五分で演奏するということに相当するので、筆者はこのことをあまり評価していない。

2.1.2.部分的な内容を尋ねる問い

2.1.2.1.指示語を問う

「これ・それ・あれ」「このこと・そのこと・あのこと」などの「指示語」が何を指しているかを問う問題である。以下は「指示語」の一つ例である。

『人間の身体は、もともとすべての自然、すべての生命とつながったものだ。

「私」はもともと「我々」だったのだ。科学技術を進歩させる過程で人間はそのことを忘れかけていた。しかし、宇宙飛行士たちは、科学技術の進歩の最先端で、逆にそのことを思い出し始めている。』

この問題には、「指示語」を含む文の前後を見て、「指示語」が指す言葉を探す必要である。この文章で、「そのこと」というのは、以前に書かれた「人間の身体は、もともとすべての自然、すべての生命とつながったものだ。」である。

Trang 21

2.1.2.2.「だれが」「何が」「何を」などを問う

「何が(~する)のか」「(~する)のは、だれか」「何を(~する)のか」

「何と(~する)のか」という形の問題である。下線部に書かれていない主語や対象語などを探す必要である。以下は一つの例である。

『裁判官の仕事は、争っている者に対してどちらが正しいかを示すということである。しかし、単にどちらかを勝たせればいいというわけではない。示す裁判は、客観的な事実関係に基づいていなくてはいけない。争っている本人たちだけでなく、本人以外の第三者も納得する裁判が求められる。争っている者たちは主観的な意見や生の要求をぶつけあうかもしれないが、まず冷静に「主観的な意見」と「客観的な事実」とを区別することから始める必要があるのだ。』

質問としてはだれが「区別することから始める」ということである。この文は主語が省略されているが、全文は「裁判官」の仕事しかについて書かれていない。それで、「区別することから始める」という行動の主体は裁判官である。

2.1.2.3.下線部の意味を問う

「 とは、どういうことか」「 とはどういう意味か」「 が意味していることは何か」「 とは、だれのことか/何のことか」という形の問題である。この問題には、下線部と下線部の文の前後を見て、下線部の言い換えを探す必要である。以下は一つの例である。

『いまの日本社会では、万一事故が起こったときに、管理者が徹底的に責められる風潮があります。その意味では、安全対策が「危険の排除」の方面にいってしまうのは自然の流れかもしれません。

本当に管理がいい加減である場合は責められても仕方がないと思いますが、被害者自身が禁止行為や予想外の行動をしていたり、原因が想定外ないし未知の問

Trang 22

題であったりするときなどは違います。こういうケースでは、設計者や管理者が失敗の経験を生かし、危険を制御する方面で安全対策を見直すことが社会の利益にもなります。』

この文章に対する質問は、下線部の意味が何かということである。この文章の内容によると、いまの日本社会では、万一事故が起こったときに、管理者が徹底的に責められる風潮があるが、本当に管理がいい加減である場合は責められても仕方がない。しかし、被害者自身が禁止行為や予想外の行動をしていたり、原因が想定外ないし未知の問題であったりするときなどは違います。この「違います」というのは管理者が責められないことである。

2.1.2.4.理由を問う

「 と言えるのはなぜか」「どうして か」など、理由を問う問題である。この問題には、下線部の文や前後の文から「理由の表現」を探す必要である。しかし、下線部の文に直接つながる「理由の表現」がないこともある。その場合は、下線部の文の言葉の「言い換え」「指示語」「対比」なども探さなければならない。以下は一つの例である。

『故寺田寅彦氏の有名な指摘に「学者は馬鹿でなければならない」というのがある。頭が良い人は何か新しい研究を始めようと思っても、その前頭にある困難さや障害や行き詰まりが見えてしまう。そこで成果が挙がるはずがない研究などは、やる気になれない。しかし、手前からはどう見ても行き詰まりになっているはずの道でも、そこまで行くとふいと右へ行く道がついているのを発見したりするように、どんな賢い人間でもやって見ないとわからぬところが多いものだ。』

Trang 23

この文章に対する質問は、「学者は馬鹿でなければならないのはなぜか 」ということである。この文章は理由を示す文がないので、上記の質問を答えるために、全文の内容を把握する必要がある。

筆者の意見としては、頭が良い人は新しい研究を始める前に、困難さや障害や行き詰まりが見えてしまうので、成果が挙がるはずがない研究などは、やる気になれないことである。しかし、研究を実施しないと、実際の結果はどうか分からないようになる。言い換えれば、頭が良い人の予測能力は新しい研究に影響を与える。それで、筆者は「学者は馬鹿でなければならない」と記載した。

2.1.2.5.例を問う

筆者が本文で述べていることに合う「具体的な例」を選択肢から選ぶ問題である。下線部の文をよく見て、内容を掴む必要である。下線部がなければ、問い、及び文章全体を読んで、内容を掴む必要である。それから、選択肢を比べ、どれが具体例として適切か考えなければならない。以下は一つの例である。

『機会の平等については、二つの原則があります。一つは「全員参加の原則」です。たとえば、人が教育を受けたい、就職したい、昇進したいと希望した時に、望む人は全員参加できる、すなわち候補者となる機会が与えられるべきだという考え方です。もう一つは「非差別の原則」です。たとえば、人が何らかの職に就きたいと考えた時、そこには選抜があります。この選抜を行う時に差別をしてはならないという考え方です。男性か女性か、若いか年寄りかといった個人の資質によって、差別されることがあってはならないということです。

この二つの原則が満たされていれば、その社会は多くの人に機会の平等性が与えられていると言えるでしょう。しかし現実には、そのような二つの原則が達成されていない場合が尐なくありません。』

Trang 24

この文章に対する質問は、「機会の平等性が与えられていない例はどれか」である。以下のように四つの選択肢がある。

この質問の答えは「4 日本国籍を持っていれば、この会社の就職試験を受けることができる。」である。その理由は、「全員参加の原則」を違反したためである。

2.2.広告・お知らせ・説明書きなど

評論・解説・エッセイなどと違って、この部分には、生活や仕事の中でよく見る文章(ビジネスレター、メール、広告、お知らせ、説明書き、表・リストなど)が多い。これらの文章は、最初から最後まで全部理解する必要はないので、分からない言葉や表現は飛ばして読んでもいい。ここでは問いの種類を二つに分類し、それによって文章の読み方を変えて正解を対応する。

Trang 25

2.2.1.全体的な内容を尋ねる問い

この問題は文章全体の内容を掴む必要である。それで、まず問いを読む必要である。それから、全体にざっと目を通して、一般的な形式についての知識を使う。手紙やメールなどには一般的な形式がある。その形式を知っていれば、文章の目的や一番伝えたいことがどこにあるかすぐに分かる。最後に、読み取った情報と選択肢を比べ、正解を探す。

2.2.2.部分的な内容を尋ねる問い

この問題は情報を探し出す必要である。ほとんどのは、広告、お知らせ、説明書き、表・リストから必要な情報を探す問題である。それで、まず問いと選択肢からどのような情報を探すべきかみる。例えば、「いくら」「いつ」「何が必要」

「など」という情報である。それから、どこに情報があるか探す。そして、タイトル、項目/見出し、大きい字、太い字、小さい字、下線、番号などの目立つ部分にも注目する必要である。最後に、読み取った情報から正解を探す。

2.3.二つ以上の文章の比較

この問題は上記の二つの問題と違って、総合的理解力が必要である。普通、この問題は二つの文章又は三つ以上の文章があり、質問としてはその文章の情報の比較又はまとめである。この問題に、重要な情報が質問にある場合が多い。

例)問題 12 次の文章は、相談者 A からの相談と、それに対する B と C からの回答である。三つの文章を読んで、後の問いに対する答えとして…。

上記のような表現を通じて、これらの文章はどんなテーマについて記載するかを確認できる。質問と文章を読んだ上、要確認の二つのことがある。一つは探すべき情報はどんな文章にあるか、もう一つは各文章はどんな関係を持っているか

Trang 26

(一致点、相違点など)ということである。その二つのことを確認してから質問の回答が分かるようになる。

Trang 27

第三章 外国語大学の日本語を専攻とする大学生の JLPT 試験の N1,N2 レベルの読解科目における問題の実情の研究、原因の分析、対策の提案

3.1.アンケート

3.1.1.アンケートの概要

ハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学生の JLPT 試験の N1、N2 レベルの読解科目における実情と問題を研究するために、一年生から四年生までの 50 人を対象としてアンケートを実施した。

その中で、三年生は一番多く、60%を占めている。そして、日本語を勉強した期間が一年以上~三年未満である大学生は 56%をしめている。全員が N2 レベルを受験したが、N1 レベルを受験した人数は 16 人(32%)だけである。また、N2レベルを合格した人数は 34 人(68%)であり、N1 レベルを合格した人数は 6 人

(12%)である。

3.1.2.アンケートの結果

アンケートの結果は以下のようになる。

① 「最近の試験に、三つの科目(文字・語彙・文法、読解、聴解)の中で読解科目の点数は何番目になりましたか。」という質問に対して、「三番目」の答えは一番多く(22 人、44%)、次は「二番目」の答え(18 人、36%)である。「一番目」と答えた人数は 10 人だけ(20%)である。

Trang 28

② 「読解練習時間はどのように割り当てますか。」という質問に対して、一番多いものは「読解練習時間は他の科目より尐ない」であり、この答えを選択した人数は 24 人(48%)である。次に、14 人(28%)は「読解練習時間は他の科目と同じ」と答えた。それに、「読解練習時間は他の科目より多い」と答えた人数は 10 人(20%)であり、残りは「読解を練習しない」という答えである。

③ 「どんな質問によく問題に直面しますか。以下のそれぞれの質問に対して難易度を評価してください。(5 非常に難しい、4 難しい、3 普通、2 優しい、1 非常に優しい)」

二番目 36%

三番目 44%

グラフ1.読解科目の点数は何番目になりましたか。

Trang 29

質問 5 4 3 2 1 5.指示語を問う

16 人(32%)が答えた。

Trang 30

⑤ 「どんな問題によく直面しますか。以下のそれぞれの問題に対して発生頻度を評価してください。(5 いつも、4 度々、3 時々、2 めったに、

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① 三つの科目(文字・語彙・文法、読解、聴解)の中で、読解科目の点数が三番目と二番目になる場合が多い。

② ほとんどの人は、読解練習時間が他の科目より尐ない、又は、他の科目と同じと答えた。

③ 読解科目が全部できるための時間が尐し不足、色々と不足、又はちょうどいいと答えた人数は差分があまりない。

Trang 32

期間

言語知識 読解 聴解 言語知識 読解 聴解 12/2017 29.6 28.5 31.2 27.6 26.7 34.5 07/2017 30.4 28.7 30.8 31.7 29.2 32.7 12/2016 28.5 28.9 30.5 28.1 27.7 32.1 07/2016 29.4 29.5 31.2 30.1 29.2 33.2 12/2015 28.3 26.1 30.2 28.7 26.6 33.3 07/2015 30.0 29.7 31.0 29.5 29.1 31.6 12/2014 29.6 28.3 30.7 28.2 26.7 33.4 07/2014 29.5 27.7 30.6 27.9 30.2 31.7 12/2013 32.1 28.4 32.5 29.7 30.1 30.3 07/2013 30.9 29.4 29.9 30.1 29.6 31.3 12/2012 30.3 26.7 27.2 28.5 27.7 29.6 07/2012 30.9 29.1 31.3 31.1 26.3 31.1 12/2011 30.8 27.3 31.2 28.0 27.4 28.1 07/2011 31.0 24.3 29.9 30.1 28.4 27.3 12/2010 30.0 27.8 29.7 27.5 27.7 27.8 07/2010 30.5 30.5 28.7 30.2 30.1 28.4

表 2.2010 年~2017 年の各科目の平均点(日本以外の国・地域)

(出典:日本語能力試験公式ウエブサイト)

※青枠は読解科目の平均点が二番目又は一番目になる場合を示す。

上記の表 2 から、普通、三つの科目の中で読解科目の平均点は三番名になることが分かる。読解科目の平均点が二番目又は一番目になる場合は非常に尐ない。

Trang 33

つまり、ベトナム人大学生だけではなく、他の国の日本学習者も JLPT の読解科目に様々な困難に直面すると考えられる。

3.2.JLPT 試験の N1、N2 レベルの読解における問題(読解科目の点数が高くない理由)

ハノイ国家大学・外国語大学の日本語を専攻とする大学生の JLPT 試験の N1、N2 レベルの読解における問題、すなわち、読解科目の点数が高くない理由が、言語の知識、読解スキル、心理の問題という三つの分類に分けられている。

3.2.1.言語の知識

3.2.1.1.語彙が分からない

語彙が分からないという問題に対して、アンケートの参加者の中で、56%が

「いつも」、16%が「度々」と答えた。そのため、この問題は一番よくある質問になる。

N2 レベルと N1 レベルの語彙の数はそれぞれ約 6000 と 1 万であり、色々な分野にある。それで、各分野の文章を読解するには、学習者は多様な知識と各分野における一定の数の語彙を持つ必要がある。

日本語だけではなく、どんな言語でも、全ての語彙を学ぶことは不可能だと考えられる。言語は連続的に移動し、発展しており、新言葉が作成され、旧言葉が削除されるのは珍しくないことのため。

このように、語彙の言語知識の不足が読解科目に問題に直面する一番大きな理由である。

3.2.1.2.文法・表現が分からない

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この理由も読解科目に問題を直面する大きな理由である。

文章の種類により、筆者が様々な表現を使うことができる。そして、対比、比喩、言い換えなどの表現がよく使われる。また、日本人は主観的な意見を出すことをよく避ける。それに加え、日本語では、意味がほとんど同じが、ニュアンスが尐し異なる文法表現が多い。そのため、読解者はよく困難を直面する。

3.2.1.3.漢字が分からない

この理由も一つの重要な理由である。

N2 レベルと N1 レベルの漢字の数はそれぞれ約 1000 と 2000 であり、N3 レベルの漢字の数と比べて約 2 倍より多い。そして、各分野の専門的な漢字も多く、複雑なので、大学生はよく漢字が難しいと感じる。

3.2.2.読解スキル

3.2.2.1.読解スピードが遅い

読解スピードは人々の練習により異なる。ほとんどの読解スピードが速い人は漢字・語彙・文法の言語知識が良く、よく読解スキルを練習する人である。一方で、良くない言語知識を持っている人はよく読解スピードが遅い。

また、レベルの難しさにより、質問の数も違う。読解科目で、N1 レベルと N2レベルの質問数はそれぞれ 26 問と 21 問である。そして、長い文章に対して、収集力と総合的理解力が必要がある。上記に要素は読解スピードに大きな影響を与える。

3.2.2.2.文章のキーワード、主な内容を把握できない

文章のキーワード、主な内容を把握できない理由は、上記の理由に関係がある。

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漢字と語彙は日本語の読解の基礎であるため、漢字と語彙が分からないと、基本的に文章の内容が理解できない。また、文章に使われる表現が理解できるために、文章の種類の特徴の了解と論理的思考が必要がある。

3.2.2.3.文の構成が分析できない

文の構成が分析できない理由は文法の知識に関係がある。N1、N2 レベルの文章は科学などの文章であり、長い文が多い。一つの文は一つの主語・述語だけではなく、色々な句があり、修飾部分も長い。そして、日本語で、主語がよく省略され、前述のものを指示語で表示される場合も多い。

そのため、読解する時、良い文法の知識を持ち、文の構成を分析する必要がある。

3.2.2.4.各質問の仕方に慣れない

外国語大学の日本語を専攻とする大学生にとって、この理由はあまり重要な理由ではない。

N1、N2 レベルの読解科目は他のレベルより複雑で、長い文章と抽象的な概念が多い。そして、文章は、評論・解説・エッセイなど、広告・お知らせ・説明書きなど、二つ以上の文章の比較という三つの基本的な種類に分けられる。そのため、各質問の特徴を理解すべきである。

3.2.3.心理の問題

緊張する心理も読解科目に影響を与える理由の一つである。

14 人(28%)の参加者は「いつも」と「度々」と答えた。

Ngày đăng: 16/03/2021, 09:35

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