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đặc điểm văn hóa của các con số từ 1 đến 10 trong thành ngữ tiếng nhật – đối chiếu với tiếng việt và đề xuất phƣơng án giảng dạy, dịch thuật thành ngữ tiếng nhật có từ chỉ số từ 1 đến 10

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句における使われた「一」から「十」までの数字の文化的特徴的な意味を明らかにすることと共に、さらに、「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授と訳の仕方を述べて、日本とベトナムの文化をより理解させることである。 Ngô Minh Thủy 2012:124-125によれば、日本語の慣用句における数字については「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、36、50、99、

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ハノイ国家大学

外国語大学 -*** -

NGUYỄN THỊ THU HƯƠNG

ハノイ2019年3月

Trang 2

Đại học Quốc Gia Hà Nội

Trường Đại học Ngoại Ngữ

-*** -

Luận văn Thạc sỹ

Đề tài Đặc điểm văn hóa của các con số từ 1 đến 10 trong thành ngữ tiếng Nhật – Đối chiếu với tiếng Việt và đề xuất phương án giảng dạy, dịch thuật thành

ngữ tiếng Nhật có từ chỉ số từ 1 đến 10

Giáo viên hướng dẫn: PGS.TS Ngô Minh Thủy

Học viên: Nguyễn Thị Thu Hương

Ngày sinh: 10/01/1993

Chuyên ngành: Ngôn ngữ Nhật Bản (định hướng nghiên cứu)

Hà Nội, tháng 03/2019

Trang 3

警告

この論文は私の個人的な研究論文である。指導教官はゴ・ミン・トュ准教授・博

士である。 データ、結論この論文で発表された研究は完全に正直である。 私はこの保証に対して全責任を負う。

大学院生

グエン・テイ・トュ・フオン

Trang 4

謝辞 本研究を逐行し学位論文をまとめるにあたり、終始暖かい激励とご指導、ご鞭撻を頂いたハノイ国家大学外国語大学ゴ・ミン・トュイ准教授・博士に心より感謝を申し上げます。修士課程への進学及び研究全般にわたる多大なご支援やご指導をしていただいた先生たちに深く感謝致します。先生方のご助言やご指導なくしては、本論文の完成は不可能であったことを記すとともに、深甚の謝意を表します。

そして、学位論文審査において、貴重なご指導とご助言を頂いたハノイ国家大学外国語大学の先生に深く感謝致します。修士課程進学から現在にわたり温かく見守っていただくと共に、多くのご支援を贈りまして謝辞を表します。さらに、修士課程在学中、同期生や先輩たちの存在が、研究を進めていく上で、大きな励みとなったことを心より感謝を申し上げます。

最後に、本研究を進めるにあたり、ご支援、ご応援、ご協力を頂きながら、ここにお名

前を記すことが出来なかった多くの方々や友達たちや家族に心から感謝を捧げます。

Nguyen Thi Thu Huong

2019年03月

Trang 5

目次

序論 Error! Bookmark not defined 1.研究の背景と目的 Error! Bookmark not defined

2 先行研究 Error! Bookmark not defined

3 研究の対象と方法 Error! Bookmark not defined

4 論文の構成 Error! Bookmark not defined 第一章 Error! Bookmark not defined

日本語とベトナム語の慣用句及び慣用句における数字及び翻数字を含む慣用句の概要・日越語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴

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1.1 日本語とベトナム語における慣用句と数字を含む慣用句の概要 Error! Bookmark not defined

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1.6 本章のまとめ Error! Bookmark not defined 第二章 Error! Bookmark not defined

ベトナムにおいて日本語の「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授

及び総合練習の提案 Error! Bookmark not defined 2.1 日本語の慣用句の教育の必要性 Error! Bookmark not defined

2.2 「 一 」 か ら 「 十 」 ま で の 数 字 を 含 む 慣 用 句 に 関 す る 教 授法 36 2.3 「 一 」 か ら 「 十 」 ま で の 数 字 を 含 む 慣 用 句 の 総 合 練 習 の 作 成 40

Trang 6

2.4.本章のまとめ 55 第三章 56 日本語からベトナム語に「一」から「十」までの数字が含まれた慣用句の訳 56 3.1 数字を含む慣用句の訳の分類 57

法 58 3.3 「一」から「十」までの数字を含む慣用句をベトナム語に数字を含む慣用句の訳す方法 59 3.4 「一」から「十」までの数字を持っている慣用句を日越数字を含む慣用

句を訳す際の注意すべきの事 Error! Bookmark not defined 3.5 本章のまとめ Error! Bookmark not defined

結論と今後の課題 68 参考文献 71

Trang 7

省略

本論文において日本語とベトナム語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴と教授と関連の練習と訳の仕方を述べた。その結果、以下の通りに結論付ける。

第1章は慣用句の定義を表した。慣用句は二つ以上の語から成るが、文節以上の構成であり、基本的に、定型的な形式構成を持ち、表現全体で示す意味としては一語であるが、統語上ではいくつかの構成要素から成り、表現全体で一つのまとまった意味を表すものであり、構成語彙の個々の意味からは想定しにくく、語彙

・統語的に分析不可能な点、比喩的な意味が多い。ベトナム語と日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴を示した。ベトナム語の慣用句における数字の文化的特徴は四つある。自然についての認識と社会についての認識と時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表す。日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴は四つある。社会についての認識と日常の場面と外見の状態と人の気持ちと励むことと人の性格と避難を表す。日本語の慣用句における数字は時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表さない。その文化的特徴に対して、慣用句の代わりに、四字熟語がよく使われている。そして、日本は工業国なので、慣用句における数字の文化的特徴は物事の勘定、測定を表さない。

第2章は「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授法と練習システムを提案した。簡明さ、均整、調和、リズム、言外を含む法と民族の文化的な本色の反映という特徴によって、「一」から「十」までの数字を含む慣用句は学習者用の会話の基準についての教授における教材と日本語の単語練習における教材として使われるべきだと思う。「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授法に関し

Trang 8

ては、三つの教授法ある。コンテキストにおける「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授(Teaching Idioms in

Contexts)と豊かなイラストレーションによる教授法 (rich

Illustrations)とグループディスカッションによる教授法 (Group

Discussion)である。「一」から「十」までの数字を含む慣用句の練習のは慣用句を豊かにするためのと慣用句の使用の問題という2つの種類によって構成されている。各種類は多くの小さいグループとフォームに分けてある。

第3章は「一」から「十」までの数字を含む慣用句の訳のことについて述べた。数字を含む慣用句の訳す技術は厳正で複雑なのである。数字を含む慣用句の訳す技術は様々な形があり、基準は「信・達・雅」の一つしかない。異なる文書を数字を含む慣用句を訳す時、異なる要求がある。数字を含む慣用句の訳す技術には

、様々な方法と手法があり、異なる場合や文脈に応じて適当な数字を含む慣用句の訳す方式を選択すべきである。数字を含む慣用句を訳す時、主に修正加え逐語訳、相当の慣用句の訳、意味の訳という三つの訳し方が使われている。どんな方式でも

、数字を含む慣用句を訳す時、意味変更または具体文脈に十分注意しないといけない。

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序論

1.研究の背景と目的

数字は生活によく使われているが、数字ずつ特徴的な意味及び文化的特徴の意味がある。国によって、文化が違うので、その意味も変わる。数字は文化形態の一種として単なる数値の記号あるいは数字の概念だけではなく、人類文明の発展の過程で異なった世界観、哲学観、宗教観、価値観と審美観を反映したり、象徴したりする、かなり強く民俗文化的特徴を表現している。例えば、唐向 紅、 鷲尾 紀吉

『中国と日本の数字文化における比較研究』によると、日本人は奇数(特に1、7)が好きなのに対して、中国人は偶数(特に6、8)が好きだと報告している。

日本語とベトナム語も他の言語と同様に、慣用句を豊富に持つ言語である。また、慣用句は人間の生活から生まれたので、数字と同じで、その国の言語独特の伝統、生活習慣や国民性や世界観や風俗習慣など色濃く反映している。それで、日本語とベトナム語の慣用句の用法・解釈が深く理解出来るように、言語研究だけでなく、異文化理解においても欠かせないものとなる。

現在、ベトナム語では、日本語の教授がますます発展していくとともに、若者にも人気がある言語だということである。慣用句を勉強すると、日本語の学習者は特徴的な意味だけではなく、日本とベトナムの文化もより深く理解出来ることが見える。しかし、ベトナムにおける使用されている日本語の教科書と授業では、日本語とベトナム語の慣用句のことがまだ挙げられていない。慣用句に関する基礎教授が不十分で、発想や論理的思考ができない、練習を受けていない学習者、一般人が増えている。

本研究の目的は、日本語とベトナム語の「数字」を含む慣用句を対象に慣用

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句における使われた「一」から「十」までの数字の文化的特徴的な意味を明らかにすることと共に、さらに、「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授と訳の仕方を述べて、日本とベトナムの文化をより理解させることである。

Ngô Minh Thủy (2012:124-125)によれば、日本語の慣用句における数字については「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、36、50、99、100、180、300、1.000、10.000」という数学と「半、両」という数量詞であると指摘されている。Hoàng Hữu Dung、 Đỗ Thị Hồng Nhung (2017)は「漢語における慣用句と諺の特徴的な数字について」では漢語における数字を表す256の慣用句と諺を考察・分析を行い、漢語における16の特徴的数字を指摘した。これらの数字は「1/2、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、100、1.000、10.000、100.000、1.000.000」となっていた。以上の2つの研究から分かるように、数的にはベトナム語と日本語の間、一から十まにおける数字の出現頻度が一番多いことが見える。本研究では、「数字」を含む日本語とベトナム語における慣用句の中でも、一から十まにおける数字を含む慣用句を研修対象とする。「一から十まにおける数字」を対象にすることにより、日本語とベトナム語の数字についての観点だけではなく、両国民の感情を始めとする精神的な面も明らかにできると思われる。

 Hồ Thị Hoài Nam (2018)は日本語とベトナム語の「数字」を含む慣用句の形式的・統語的・意味的な分類や考察を行ってきた。その結果、以下の通りに結論付

Trang 11

ける。日本語とベトナム語の慣用句における数字の意味用法を比較することを通して、両国の数字文化の共通性について概観した。さらに、数字が両国それぞれの文化背景において異なる文化要素を形成したこと、そして、数字言語に含まれる文化的な意義を一側面ではあるが、両国の民族文化の特色として、垣間見ることができた。また、言語は孤立して存在しているのではなく、民族文化に深く根を張り、その民族の価値観、信仰、民族感情を反映していることが見受けられる。慣用句における数字を言語とする運用を通して、改めて数字と民族の生活、大自然との関係を理解することができ、数字がそれぞれの民族の文化心理、思惟方式及び風俗、生活方式に深く影響を及ぼすことを再認識することができる。

 Ngô Minh Thủy (2012)は「日本語の慣用句と慣用句理論」で、日本語の慣用句において、よく使われている「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、36、50、99、100、180、300、800、1.000、10.000」という自然数字と「半、両」という数量詞を示した。さらに、これらの数字は個々の数の意味をもっているが、慣用句の構成要素として使われた場合、ほとんど本来の意味を表さずに、「尐し、たくさん、多数

…」のような一般的数量の意味を表すという特徴を取り出した。

 Hoàng Hữu Dũng・Đỗ Thị Hồng Nhung (2017)は「漢語における慣用句と諺の特徴的数字について」では漢語における数字を含む 256 の慣用句と諺を考察・分析を行い、漢語における 16 の特徴的数字を指摘した。これらの数字は「1/2、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、100、1.000、10.000、100.000、1.000.000」となっていた。また、研究では漢語とベトナム語の同異点を明らめにした。

 Trần Thị Lam Thủy (2013)はベトナム語の慣用句と諺に使われた数字の文法的特徴と意味的特徴を取り上げた。慣用句と諺における数字の使い方通り、ベトナム人の文化とベトナム人の考え方に基づいたことを明らかにした。

以上の研究を踏まえ、本研究は日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴を明らかにし、ベトナム語の慣用句のと比較する。Hồ Thị Hoài Nam の論文の日越語の慣用句における全ての数字の文化的特徴の分析と違い、本研究は日越語における「一」から「十」までだけの数字のを出す。Hồ Thị Hoài Nam

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の論文のいい意味と悪い意味の集中の数字の文化的特徴と違い、本研究は各のグループに分ける。詳しくはベトナム語の慣用句における数字の文化的特徴は自然についての認識と社会についての認識と時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定という四つある。日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴は社会についての認識と日常の場面と外見の状態と人の気持ちと励むことと人の性格という四つある。その他、日本語の慣用句の教授法と総合練習と訳の仕方を挙げる。

10 まで、百、千、万などのような自然数字を表す言葉を使った慣用句を研究対象とし、考察・研究する。

以下は日本語とベトナム語の慣用句辞典のリストである。

①五上宗雄(1992)『例解慣用句辞典』創拓社出版

②三省堂編集所(2010)『故事ことわざ・慣用句辞典第二版』三省堂

③Nguyễn Lân (2014), Từ điển thành ngữ tục ngữ Việt Nam, NXB Văn học

Hoàng Văn Hành (2008), Thành ngữ học Việt Nam, NXB Khoa học xã hội

3.2 研究の方法

 慣用句の収集:日越語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴を明らかにするために、以上述べた辞書における「一」から「十」までの

数字を含むの日越語を収集した。

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 分析・比較:収集した慣用句のデータを分析して、日越語の慣用句における「一」

から「十」までの数字の文化的特徴を明らかにし、比較した。

 考察・参考・分析:日本語の慣用句の教育の必要性と訳における学習者の間違いやすいところを明らかにするために、ハノイ国家大学外国語大学付属英才高等学校の日本語の学習者に対するアンケートを行った。それに、先行研究を踏まえた上で、「一」から「十」までの数字を含む日本語の慣用句の教授法と総

合練習と訳の仕方を出した。

4 論文の構成

本研究は序論・本論・結論の3つの部分から構成されている。

序論では、研究の背景と目的、先行研究、研究の方法、研究の対象について述べる。

本論は第1、2、3章という三章から構成されて、次のように展開される。 第1章:日本語とベトナム語の慣用句及び慣用句における数字及び翻数字を含む慣用句の概要・日本語とベトナム語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴

本章では、日本語とベトナム語の慣用句及び慣用句における数字及び翻数字を含む慣用句の概要を述べる。数字を含む慣用句と慣用句の教授法と翻慣用句についての先研究のいくつかの認定を紹介する。日本語とベトナム語の慣用句における

「一」から「十」までの数字の文化的特徴を明らかにする。

第2章: 日本語の「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授及び総合練習

本章では、数字を含む慣用句の教え方と関連の練習を述べる。

第3章: 日本語からベトナム語に「一」から「十」までの数字が含まれた慣用句の訳

本章では、日本語からベトナム語に「一」から「十」までの数字が含まれた慣用句の訳の種類と方法を述べる。

Trang 14

結論では、研究のまとめ、及び今後の課題を示す。

最後に考察文献、本論文のテーマに関する公開の研究, 謝辞、付録を記す。

本論 第一章 日本語とベトナム語の慣用句及び慣用句における数字及び翻数字を含む慣用句の 概要・日越語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴

1.1 日本語とベトナム語における慣用句と数字を含む慣用句の概要

日本語とベトナム語における慣用句の定義と対象範囲は研究者により異なる。以下、日本語とベトナム語における慣用句の定義をそれぞれ確認していく。

1.1.1 日本語の慣用句の概要

日本では慣用句に関する研究として、「慣用句(idiom)」に相当する 用語として、それまでには「慣用句」「慣用語」「慣用語句」「熟語」「イディ オム」などの表現が用いられているようであるが、研究者により対象範囲が異なっており、その定義は一筋ではないようである。以下に、言語研究者による慣用句の定義を示しておく。

 宮地(1982:238)は「語の二つ以上の連結体であって、その結びつきが比較的固く、全体で決まった意味を持つ言葉」であると定義し、慣用句を下記のように分類している。「慣用句」は「連語成句的慣用句」と「比喩的慣用句」から成り、「比喩的慣用句」はさらに「直喩的慣用句」と「隠喩的慣用句」に分けられる。それぞれの分類に相当する用例は下記の通りである。

(1) 連語成句的慣用句: 手を染める、苦になる、電話をかける

(2) 比喩的慣用句

直喩的: 赤子の手をひねるよう、水を打ったよう

Trang 15

隠喩的: 羽をのばす、兜をぬぐ、烙印を押す (238pp)

宮地(1982)では、一般の連語句より結合度が高いものを「連語成句的慣用句」と言い、比喩表現の中で『~のよう』、『~の思い』などを伴っているものを「直喩的慣用句」、語句の意味が派生的・象徴的で、全体として比喩的な意味を示すものを「隠喩的慣用句」としている。

 国広(1985)は、「二語以上の連結使用が固定しており、全体の意味は構成語の意味の総和から出て来ないもの」と定義している。国広(1985)は、宮地(1982)の定義をさらに詳しくし、形式と意味の両面からの分類を行っている。

 籾山(1997:30)は、「複数の語の連結使用が固定しており、全体の意味は、個々の構成語がその連結の一部でない時に持つ意味の総和からは導き出せないもの」と指摘している。

籾山は、表現全体の意味が構成語の意味の総和から導き出せない場合のみ慣用表現と指摘し、構成語の一部のみが字義的でないものは慣用表現に含めていない。

 秋元美晴(2002:122)は「二つ以上の単語の結語が固定していて、全体の意味が構成語の意味の総和からは出てこない特別の意味を表すものを慣用句という。慣用句は句全体で一つの意味を表す。慣用句を語結合と連語から分ける最大の条件は、比喩生による。」と述べている。

以上から、「日本語の慣用句は2 語以上から成り、構成要素の総和により全体的に一つの意味を表し、構成語個々の意味から予想しにくい表現である」のようにまとめられる。さらに、辞書記述による定義も参照する。

 『新明解国語辞典第亓版』(1997:303)において、慣用句は「二つ以上の単語が連結した結果、それぞれの語に分解しては出てこない、別な意味を全体として表すもの」と説明されている。

 二つ以上の語が結びついて、習慣的に使われ、特別な意味を表す言い回し。例えば、油を絞る、道草を食う。『精選国語辞典』(明治書院、1994)

 二語以上が結合し、その全体が一つの意味を表わすようになって固定したもの。

Trang 16

例:道草を食う、耳にたこができる。『大辞林』第二版(三省堂、1995)

 各語の総和では説明しにくい固有の意味を構成するという点で、意味的には一語であり、かつ、接合部に他の要素を挿入することを許すという点で、文法的には一語でない、文節以上文以下のまとまりを慣用句という」。『日本語表現・文型辞典』(朝倉書店、2002)

1.1.2.ベトナム語の慣用句の定義

ベトナム語では「慣用句」の呼び方は「Thành ngữ」という。昔から特に年寄りが日常会話の中で頻繁に使用している。ベトナムの慣用句は日本と同様に、国民性をよく表している。慣用句の概念については参考として、以下のように専門辞典や言語研究があげられる。慣用句には以下のような定義がある。

 慣用句とは Nguyễn Lân (2014)の “Từ điển thành ngữ và tục ngữ Việt Nam”(『ベトナム語の慣用句と諺』)では「一つの意味を表すのに使用される固定的な句である。例えば:ăn sổi ở thì; ba vuông bảy tròn; cơm sung cháo giền; nằm sương gối đất…」と定義されている。

 Hoàng Văn Hành (2008)『ベトナム語の慣用句論』(“Thành ngữ học Việt Nam” )に「慣用句は比喩的意味を表す特別な総和語である。」と書いてある。慣用句の特徴は、Hoàng Văn Hành に下記のように示される。

①慣用句の構築と構成要素における安定性と固定性をもっている。

②全体的・比喩的意味を表す。

 “Nhập môn ngôn ngữ học” (『言語学入門』)では、慣用句についての説明は次のとおりである。慣用句は、構造の安定性と意味の象徴的価値の観点から見た言葉の単位であり、①慣用句的、②象徴的、③民族的、④表情的のような四つの意味の特徴がある。

その他にも、慣用句の定義は様々存在するが、慣用句の定義は次のように省略されると思われる。

Trang 17

「諺」の特徴と違いについて下記のように記述している。

a/ 形式的に

 慣用表現: 語数が殆ど 2 語以上からなり、末尾が動詞が多く、動詞には命令形使われず、形容詞が「い」という現代形を持つ、助動詞には古語否定辞が尐ない。

 諺: 語数が主に 4~5 語からなり、末尾が名詞が多く、動詞に命令形が使用され、助動詞が古語の否定辞で終わる形が多く、形容詞の殆どが「し」で終わる。 b/ 意味的に

 慣用表現: 複数の構成要素から成り、一部の表現は語の構成や配列が不明瞭である。また、たとえ語の[hc5]構成や配列が不明瞭でなくても、表現全体で関連したイベントを表したり、構成要素が比喩的な意味へと拡張している。

 諺: 複数の構成要素からなり、語の構成や配列は慣用表現よりも相対的に明瞭かつ分析的である。全体として教訓的な意味を表すが、構成要素の意味が比喩的に拡張している場合と、構成要素の意味がそもそも抽象的である場合がある。 ベトナム語における慣用句(Thành ngữ)と諺(Tục ngữ)の違いは Hồ Thị Hoài Nam (2018)によると、次の表がある。

Trang 18

i 二つ以上の語から成るが、文節以上の構成である

ii.(接合部に他の要素を挿入することを許される場合もあるが)形式上、基本的に定型的な構成を持つ

iii 表現全体で示す意味としては一語であるが、統語上いくつかの構成要素を持つ

iv 構成要素全体で一つのまとまった意味を表すものであり、構成語彙の意味から想定しにくい

v.語彙・統語的に分析不可能な点、末尾が動詞が多いこと、比喩的な意味が多いこと、さらに教訓的な意味を示さないことなどにより諺とは異なる性質を持つ

1.2 日本語とベトナム語の数字を含む慣用句の概要

本節では、数字を含む慣用句に関する先研究を整理し、数字語彙を構成要素にする慣用句の定義やその位置づけについて示しておきたい。

Trang 19

「数字語彙」とは、基本的に数字の各部位を示しており、ほとんど全ての言語には、ものを数える場合に用いる特殊な語として数字が存在する。未開人の言語には3までの数字しかないもの、あるいは1は「小指」。2は「薬指」、3は「中指」、10は「肩」など身体の各部を示す語を流用して、数字としての別個の語を持たないものもあり、言語によってはその種類・組織に相違はあるが、いずれにしても数字あるいはそれに代わる語は、人間活動の言語表現に欠くことのできない重要なものである。人間の言語として最も基本的な語彙は一部に属するものといえよう。(伊 藤 三 郎,1992:1)

「数字を含む慣用句」は自然の生活に属する各要素を示す言葉を含む慣用句のグループに属し;総合が185で;9.25%を占める。(Ngô Minh Thủy, 2012:120)。詳しくは以下の表である。

Trang 20

一方、ベトナム語の場合、数字を含む慣用句を確定したデータは見当たらないため、Trần Thị Lam Thủy (2013) “ベトナム語の諺、慣用句、民謡で使われる数字の意味と文法的な特徴” を対象に調べた結果、収録されている 3225 項目の内、左図を含む慣用句は全 464 項目;14.4%を占めている。

数字を含む慣用句について、一から十までの数字の出現頻度が一番高いことが見える。

1.3 慣用句における数字の概要

1.3.1 数字の定義

数字は日常の会話で昔からよく使われている。言語記号としての数字は、違う文化地域及び社会において、異なる意味で使われ、形の上で同じように見える数字の背後には、異なる民族情緒と郷士の息吹が滲み出ており、豊富な文化的要素がある。

数字についての定義は『大辞林』(1988:1268)によれば、次のようなものである。

①数を表す文字。漢数字(一・二・三…)・アラビア数字(1・2・3…)・アラビア数字(I・II・III…)など。

Trang 21

②(金銭・予算・統計など)数字で表される事柄。数量的な事柄。

上記の定義で取りあげた数字は実数と呼ばれて、数の順番や実際の数量・値を表している。実数は「1・3・5・7・9」などのような奇数と「2・4・6・8・10」などのような偶数に分けられて、それぞれの具体的な意味は以下のものである。

「九(9)」はものの個数を数える時の、八の次の、すなわち 8 に 1 足して得る数(に等しい値や順位)。陽の数の最上位。例:九牛の一毛

「十(10)」はものの個数を数える時の、九の次の、すなわち 9 に 1 を足して得る数(に等しい値や順位)。例:一を聞いて十を知る

「一」から「十」までの数字は自然数字だと呼ばれている。平五安久、青山陽一、曽布川拓也「数の概念の捉え方について」数理解析研究所講究録(2013:86)

Trang 22

によると、数学の世界では何らかの公理系によって自然数の集合に意味を与える。自然数のある特定の部分集合 (自然数列を有限項で打ち切った もの)と 1 対 1 対応を付けることによって「数える」「測る・計る」という概念を得る。このような数字は日本でもベトナムでも小学校から教えられている。自然数字は次の 3 つの見方 である。

1) 順序としての見方 (順序数) 自然数列の最初から順に 1 対 1 対応を付けていくとき、数える対象がどの自然数 に対応するかによって、その対象が「○番目」であるという見方をする。

2) 個数としての見方 (基数) 自然数列を有限項で打ち切ったものと対象となるものの集合に全単射対応が付 けられたとき、数列の最終項の数をその対象の個数とみる。

3) 量としての見方何らかの測定単位を以て、そのいくつ分という対応を付けている。

1.3.2 本研究における数字の定義

数量、数字の各定義を踏まえて、本論における用いる数字の定義を以下のように定める。本論では全ての数字を取り上げるのではなく、日本語とベトナム語における「一」から「十」までの数字をめぐって、具体的には日本語とベトナム語の慣用句における数字の文化的特徴の分析、比較である。

唐向 紅、 鷲尾 紀吉『中国と日本の数字文化における比較研究 』によると、

「数字は色々な情報を伝えると同時に、人々の感情を交流して、どんな言語でも取って代われない役割を果たしている。国の習慣や風土の相違点によって、小さい数字にも様々な異なる感情や意義を与えた。」

数字というのは数量と物事の順番を表す語彙である(決まった、または特徴的な数量、順番)。数字は勘定の目的以外、象徴意味も持っている(例えば:Vững như kiềng ba chân、ここで ba=「三」というのは堅固で、気が強いという意味を表す)。Trần Thị Lam Thủy「ベトナム語の慣用句、諺、民謡における数字の文法特徴と文化

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的特徴」 (2013:23)によると、ベトナム語では、「con số」における「con」という言葉は多くの物事の名前を呼ぶために使われている。例えば:con người―人、 con vật―動物、 con mắt―目、 con thuyền―船、 con kênh―運河、 con đường―道、…「con」で呼ばれた物事が種類として違うが、共通点は:a)全体における小さい単位で、部分;b)形と行動がある;c)象徴としてベトナム人の意識に存在されているということである。同じの数字は小さい現象、物事を表す時もあるし(例えば:Một thân một mình、ここで một=「一」というのは心細い状況の意味のに対して;大きい現象、物事を表す時もある(例えば:Thiên nhân hợp nhất、ここで nhất=「一」というのは天地の調和の意味である)。

以上のように、数字は勘定の目的以外、特有な民族文化の心理を反映することが分かった。

1.3.3 日本人とベトナム人の数字についての観念

「一」から「十」までの数字は偶数と奇数を含む。具体的に、1、3、5、7、9が奇数で;2、4、6、8、10 が偶数である。奇数が発達と成長を表すので、日本人とベトナム人は奇数が好きだということである。しかし、中国人と同じで、ベトナム

人に 6、8 という偶数も人気がある数字である。

 日本人の数字についての観念

日本人は奇数をあがめる。昔から奇数は緑起がいい数字とする思想がある。日本人は奇数を陽として、吉祥を象徴すると思う。普通、日本人は自分の経験力に応じて、そして相手と自分の親しさによって、お金の多寡を決める。しかし、お金の数の多尐にかかわらず、必ず奇数で、普通は3千万、5千万、7千万、1万円、1万3千円、1万5千円になる。普段、贈り物をするとき、贈り物を縛る縄も必ず奇数である。

奇数の中では、日本人は「三」という数字が好きである。神社で行われる挙式で、夫婦の契りを結び固める「三三九度の盃」を交す。三方に三つ重ねの杯がのっている。一番上の小の杯で新郎から新婦、中の杯は新婦から新郎、大の杯は新郎か

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に対する理解にあって、先賢の「数」に対する認識にさかのぼるであろう。

日本のカレンダーをめくってみると、日本の 13 の祝日がほとんど奇数の日であることに気づく。そのなかで、一つの祝日は日本人が最も奇数を重視することを説明できる。この祝日は 11 月 15 日で、「七亓三」である。男の子3歳と5歳、女の子3歳と7歳を祝う日である。両親は自分の子供にきれいな着物を着せて、いっしょに神社をお参りして、これまで成長したことを神様に感謝し、今後健やかな成育を祈願

「七、亓、三」はまた日本人の祝典に用いる数字でもある。日本人は一、三、亓、七、九の奇数がめでたいと思って、その中の「七、亓、三」3つの数字を選んで正式の宴会の時、料理のコースとして、「第1セットは7つのおかず、第2セットは5 つのおかず、第3セットは3つのおかず」とする。

さらに取り上げる価値があったのは、日本の詩歌「和歌」と「俳句」である。

「和歌」と「俳句」は、日本文学のなかで最も民族の特性を持つものである。それは中国の詩歌「騒体」の特徴を吸収し、日本語の表現力の基本的な特徴に基づいて、音数の規則ある変化を採用して韻律を構成し、それによって独特な短詩の形式を形成する。たとえば「和歌」、それは「亓、七、亓、七、七」、合わせて 31 の音数から規則正しい不揃いで構成した。さらに「俳句」を例にとってみよう。それは同じように日本語の音声数に頼って規則正しい不揃いさがあって、「亓、七、亓」の 17 の音節

「古池や 蛙飛びこむ 水の音」である。春日、遅々たる春の昼下がり。水の淀んだ古池は森閑と静まり返っている。一瞬、ポチャッと蛙の飛びこむ水音がして、あと元の静けさに戻る。ごく短い 17 の音節で、弾んだ躍動感や高揚感がある反面、林風の滑稽の影が残る。「飛びこむ」と日常語に直したところから、わびやさびにつながる水

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墨画の世界が現出した。もし私達はさらに探究すれば、「和歌」にしろ、「俳句」にしろ、各文の音数はすべて奇数で、センテンスも必ず奇数であることが発見できる。日本の詩歌は、日本人が中国の詩と詞にある「亓言絶句」と「七言律詩」を真似て作られたということである。

 ベトナム人の数字についての観念

ベトナム人の生活に対して、数字は勘定のことや物質の生活や仏教の生活や民間の観念などという生活の様々な分野に影響を与えている。

a ベトナム人の観念における数字

中国の文化がベトナムに渡来する前に、数字はベトナム人の生活に特別な価値を持った。ベトナム人の数字についての観念は宇宙についての観念に関している。それは陰陽要素である。その観念は同鼓面における蟆のイメージや鳥と鹿のイメージや四角と丸のイメージなどの様々象徴で現れている。以上の観念によって、陰陽の哲理も数字のシステムに影響を与えるはずである。Nguyễn Hữu Lương によると、

「ベトナムに The Yijing(Kinh dịch)儒教から渡来する時、陰陽観念は数字のシステム通りに、明確に現れるし、昔からベトナムで現した陰陽の要素を正式にした。」

各陽数字、それは一、三、亓、七、九という奇数である。Thu Giang Nguyễn Duy Cần によると、陽は男、大、成、誠、富、貴、動、熱、上、外、光である。陽性の成、盛、失、消を表す。各陰数字、それは二、ヨン、六、八、十という偶数である。Thu Giang Nguyễn Duy Cần によると、陰は女、柔、小、卑、怯、冷、下、中、暗である。

b ベトナム人の精神生活における数字

ベトナム人の精神は各イメージと象徴で現している。例えば:cây đa (ベトナムの村の特徴的な木)や五泉や神社の屋根や墓などの神聖な象徴。それで、民間の観念におけるその象徴と付く数字も神聖な数字である。

b1 神聖な空間における数字

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神聖な空間は先祖、仏様、神様の居住である。長い歴史の宗教宗門伝統によって、ベトナム人は一番貴重で、綺麗な物をその空間で集めている。ベトナム人の神聖な空間は神社や神宮やお寺や教会や聖断などである。奇数についての特徴的な観念によって、ベトナムのお寺と神社の神聖な空間では「三: TAM」という文字の形と同じでデザインされた。例えば:テャ・テャットーハ・テイ県のテイー・フオンお寺やテイエン・ソンーハ・バック県のロン・カンお寺、ファット・テイお寺など。各時代間の建築においていくつかの相違点のデザインがあるが、数字はベトナム人の神聖な空間の建築―精神生活―観念から離脱していない。

b2 礼拝習慣における数字

ベトナム人の礼拝習慣において、葬式礼拝と祖先拝礼という二つの主な活動がある。ベトナム人は以上の活動における数字の表現に注意する。

ベトナム人に対して、亡くなった人の礼拝は昔から現在まで長年齢伝統になっている。数字に関する礼拝儀式はいくつかある。

 三日間礼拝 (tam tiêu)、またはベトナム語では tế ngu(ngu というのは

「安」)と呼ばれている。三日間は陰陽が足りると言われた「三」という数字を使う。

 七日礼拝(亡くなったばかり、一週間ずっと礼拝)、または祖先礼拝は昔から現在までベトナム人の有意義の伝統である。

 祖先礼拝の供物:お正月や年齢忌などの祖先礼拝供物はベトナム語で「cỗ tam sinh」と呼ばれている。「tam」は日本語で「三」の数字で、「cỗ tam sinh」

には xôi gà (鶏で作られた強飯)、xôi chè(「chè」がもち米と青豌豆で作られたベトナムの伝統的な甘い物、「xôi chè」、「chè」から作られた強飯、果物)の三つの料理がある。人ずつだったら一本、二本、三本の線香をつける。

 礼拝意義の時、三回辞義をする。

c ベトナム人の日常生活における数字

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ベトナム人の世界についての観念は居空間、労働から礼拝、宗門まで;生活方式から言葉まで関係がある。ベトナム人の生活の全部の分野において、数字が見える。

ベトナム人の家の建築では、数字も特に注目されている。一番好まれるのは奇数である。例えば、古螺とフェ市の京城は城壁の三つの層がある。

ベトナム人は自分の家の建築においてあまり偶数を使っていない。家は四室に分けられないで、普通三、または亓室に分けられる。上がり段は四段ではなく、一段、三段、亓段である。この物事の暗黙は生殖と発達を表すのである。

ベトナム人の日常生活の全部の分野において数字の表現が見える。

 ベトナム人の日常会話では、奇数が好まれている。例えば:「Ba mặt một lời」

―「三顔一言」の諺はある話の正確を確認するために三人が一緒に証言するという意味で、「Năm cha ba mẹ」-「亓人の父三人の母」の諺は起源が均質ではないという意味である。

 日付の選択のことに関しては、ベトナム人はあまり奇数を使っていない。例えば:「Chớ đi ngày bảy、chớ về ngày ba」というのは七日に出発しないで、三日に帰らないべきだという意味である。

 家だいの土台の開基や開店や結婚などのような一生の大切なイベントの始まりに対して、奇数ではなく、偶数がよく選ばれている。例えば、6と8の数字が福とラッキを表すと思っているので、よく使われている。

三人が一緒に作業をしたら、成功できないこと(例:「tam nhân bất thành」―

「三人不成」の諺)や写真を撮ったら、三人と亓人で写真を撮らないべきだということや恋愛の生活で、三人間の関係もあまり良くないのを反映することや一生の悪いことが奇数の年齢に行われること(例:「bốn chín chưa qua、năm ba đã tới」-「四十歳の悪いことがまだ残っているが、亓十歳の悪いことがもう来た」など。以上のように、ベトナム人は数字が運が悪い意味を表すのも考えているということが見える。

 偶数は財産、成功の権能の象徴として注目されている。息子が四人出来た家族は大福だと言われている。親しい友情を表す場合、「tứ hải giai huynh đệ」-「海

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「翻数字を含む慣用句は、起点言語での文書を目的言語での相当な文書で置き換える言語的な活動である。」と指摘した。

 翻数字を含む慣用句基準

翻数字を含む慣用句基準は、数字を含む慣用句文の品質が良いのか悪いのかを評価する原則である。19世紀末から、中国の有名な通数字を含む慣用句であるNghiem Phuc 氏(嚴復)は、翻数字を含む慣用句の基準が「真」、「達」、「雅」と主張した。現在の解釈によると、「真」は、原文と忠誠し、現文の意味を変えないこと;「達」は、原文の内容・意味を他の言語で正確かつ十分に表すこと;「雅」は、数字を含む慣用句文の形式を精通し、できるだけ書き手の真意をそのままにすることという。

ご存知のように、どの文書であっても内容と形式の組み合わせで構造している。 ここでの内容は、著者が陳述したい事実及び倫理を含み、著者が言い表したい思想、視点、感情を含まれている。形式は、著者がこの内容を表すために、使用する言語を指す。つまり、言葉、文法、修辞技法等の合成である。翻数字を含む慣用句する時、翻数字を含む慣用句者は、もちろん著者の内容・思考を正確に表さなければな

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らなく、原著者の言語形式も数字を含む慣用句文の的確な理路整然とした言語形式に置き換えなければならない。このように、翻数字を含む慣用句基準とは、原文の内容、思考及び文学的形式を正確かつ十分に数字を含む慣用句文の理路整然とした言語で表すと理解して良いかと思われる。この基準は、中国人の Nghiem Phuc 氏(嚴復)の「真」、「達」、「雅」の基準と極めて適切である。ここでの「正確」及び

「十分」は、「真」、「達」であり、「理路整然」は、「雅」である。

1.5 日越語の慣用句における数字の文化的特徴

慣用句は民間の声から発生され、国の多様性や文化アイデンティティにおいえて言語の特徴を深く持っているので、民間の自然世界と人間の豊かな関係、生産経験、恋愛、希望など表している。数字は言語記号の一つである。

F。Engen によると、「人は自然の部分の一つで、自然を従える可能性がある同時に、自然に左右されている。」私達は人に作られた物事、特に言語と文化が周りの生き残る環境に深い関係があるのを否認出来ないだろうか。

1.5.1 ベトナム語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴

ベトナム語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴は四つある。自然についての認識と社会についての認識と時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表すを表す。

 自然についての認識を表す

数字は自然と生産労働についての認識と世間と人間の関係を表す。数字を含む慣用句は自然現象を大まかに、象徴性を持ち、名付ける。例えば:宇宙について

「nhị thập bát tú」―「二十八宿」、天気について「tứ thời bát tiết」―「四時八節気」、

「nhị thập tứ tiết」―「二十四節」、空間と地理について「bốn phương tám hướng」―

「四方八方」、「chín phương trời, mười phương đất」―「空の九方、土の十方」、生産経験について「nhất thì nhì thục」-「一時二土」という慣用句がある。「nhị thập bát tú」の意味は中国の古代時代の天文の分け方の通り、空における28星座の呼び方という意味である。「tứ thời bát tiết」は気候の変更の面において、四季節と一年齢中

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の大切な春立、春分、夏立、夏至、秋立、秋分、冬立、冬至という八節気という意味である。「nhị thập tứ tiết」は一年齢中にゆう四節気があるという意味である。「bốn phương tám hướng」の意味は東、西、南、北の四方に基づいて、正東、東北、正北、西北、正西、西南、正南、東南という八向を設立するという意味である。「chín phương trời、 mười phương đất」はベトナム民間の観念では、東、西、南、北、東南、東北、西南、西北、中央という広い空間という意味である。「nhất thì nhì thục」の意味は植木に関する時間と土の大切さを強調するという意味である。

その上、数字は宇宙の認識から天気、生産経験までという人の自然世界についてのほとんどの認識分野において現している。

 社会についての認識を表す

「一」から「十」までの数字を含む慣用句における社会についての認識は社会共通(村、国)との接するマナーや恋愛や結婚や親族間(家族と親戚)の接するマナーなどについての観念を表す。

慣用句において、社会体制について:「tam tòng tứ đức」-「三従四徳」、

「tam cương ngũ thường」- 「三綱亓常」;関係の観念について「tứ hải giai huynh đệ」、

「bốn bể một nhà」; 家族、社会におけるのマナーについて「ăn ở hai lòng」、 「hai nhà như một」;年齢について「hai thứ tóc trên đầu」、 「ba bảy đang thì」;社会においての複雑な関係について「ba bè bảy măng」、 「ba cha bảy mẹ」;結婚の観念について「ba chốn bốn nơi」、「 ba vợ chín nàng hầu」様々ある。社会についての認識を表す慣用句数は大きい割合を占めている。

 時間と空間の数え方を表す

自然と社会と人間の間の関係はいつも時間と空間に行われている。それで、全部の観念、マナー、人の恋愛には時間と空間の跡が残っている。慣用句における数字で表された時間と空間は単なる自然の時間と空間ではなく、文化の時間、空間になり、象徴性をめっきり持っている。例えば「Một ngày một đêm」―「一泊一日」;

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「Ba bề bốn bên」、「Thiên thân hợp nhất」、「Bốn bể chín chu」という広い空間がある。

 産物、物事の勘定、測定を表す

普通だったら、勘定と測定に関しては、確実について言及する。慣用句における「一」から「十」までの数字は生活の価値に関係がある。例えば:財産価値について「Ba bò chín trâu」―「牛が三匹で、水牛が九匹」、…

慣用句における勘定、測勘定、測定のことで使われた対象はだいたい農業生産の特徴を含む物事である。例えば:うし(三匹)、水牛(九匹)、豚(亓匹の太い豚)。以上のように、数字に対して、民間、職業の文化的特徴がいつもトップのところに置かれ、言い換えれば、全ての勘定、測定がベトナム人の生活、労働に関していることが見える。それで、慣用句における数字は勘定、測定、数量、数という特徴だけではなく、ベトナム人の文化的特徴も持つ。

1.5.2 日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴

日本語の 178 句を考察・分析を行ったと通りに、日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴は四つある。詳しくは以下の通りである。

慣用句において、社会の経験について:「二の矢を継ぐ」-「Nói là làm」、「鶴の一声」―「Miệng nhà quan có gang có thép」、「十人寄れば十国の者」―「Mỗi người

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một tính、 chín người mười ý」、「七度尋ねて人を疑え」―「Thăm hỏi bảy lần rồi mới nghi ngờ」、「二度ある事は三度ある」―「Có lần một sẽ có lần hai」、「一金二男」

―「Nhất tiền nhì trai」、「一姫二太郎」―「Nhất nữ nhì nam」、「一波纔かに動いて万波随う」―「Dứt dây động rừng」、「三十六計逃げるに如かず」―「Ba mươi sáu kế

kế chuồn là thượng sách」、「女三人寄れば姦しい」―「Ba người đàn bà hợp lại giống như cái chợ」、「二千里の外故人の心」―「Xa mặt cách lòng」、「三人寄れば文殊の知恵」―「Một cây làm chẳng nên non/ Ba cây chụm lại lên hòn núi cao」、「三つ子の魂百まで」―「Giang sơn dễ đổi bản tính khó dời」、「一の裏は六」―「Sông có khúc người

có lúc」、「一事が万事」―「Nhìn một đoán mười」;人間についての観念:「一寸の虫にも亓分の魂」―「Những người yếu đuối hay nhỏ bé cũng có những suy nghĩ và tâm trạng của riêng mình nên cần tôn trọng mọi người dù họ có như thế nào」、「二鼠藤を噛む」

―「Sống chết tại thiên」、「一切衆生悉有仏性」―「Phật hóa chúng sinh」、「主従は三世」―「Anh em ba đời」、「三尺下がって師の影を踏まず」―「Lùi ba bước để không bươc lên bóng thầy (kính thầy mới được làm thầy)、「一河の流れ」―「Sông có nguồn 、người có cội」、「一粒の麦」―「Một người vì mọi người」、「二兎を追う者は一兎をも得ず」―「Duyên đến kiếp sau」;年齢について:「六十の三つ子」- 「Người già sáu mươi tuổi có tính cách như trẻ lên ba」、「七十にして矩をこえず」―「Bảy mươi tuổi đời ham muốn nào cũng có thể vượt qua」、「四十島田」―「Phụ nữ hồi xuân」、「四十暗がり」―「Mắt yếu đi khi qua tuổi tứ tuần」;社会の関係について「一二を争う」

―「Cạnh tranh nhất nhì」、「一つ穴の狢」―「Cùng hội cùng thuyền」様々ある。

 日常の場面と外見の状態と人の気持ちを表す

日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字は日常の場面と外見の状態と人の気持ちを表す。ベトナム語と違って、日常の場面と外見の状態と人の気持ちを表慣用句数は大きい割合を占めている。

慣用句において、日常の場面の状態について:「一木大廈の崩るるを支うる 能わず」―「Không có trụ cột gánh vác」、「一難去ってまた一難」―「Hết khó khăn này

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đến khó khăn khác」、「四大空に帰す」―「Về với bốn biển trời đất (chết)」、「一糸挂けず」―「Tự do tự tại」、「四海波静か」―「Tứ phương bình an」、「公事三年齢」

―「Kiện tụng dài liên miên」、「四つに組む」―「Bốn bề là địch、bốn phương tứ hướng」、

「三々亓々」―「Đôi ba người rời rạc」、「九死に一生を得る」―「Thập tử nhất sinh」、

「十の一二」―「Khả năng xảy ra thấp」、「十指に余る」―「Đếm trong đầu ngón tay」、

「八幡の不知藪」―「Không có lối ra、 không còn lối thoát」;外見の状態について:

「十月の木の葉髪」―「Tóc thưa như lá mùa thu rụng」、「八を寄せる」―「Khuôn mặt méo、 khó chịu」、「八の字を寄せる」―「Biểu hiện khó chịu」;人の気持ちについて:「悔いの八千度」―「Tiếc nuối không ngừng」、「一掬の涙」―「Khóc một tràn」などである。

 励むのを表す

慣用句における「一」から「十」までの数字は励むのを表している。一生で困難なことに遭う時、このような慣用句を読むと、人の気持ちも楽しくなり、慰安感じる。例えば:「千里の道も一歩から」―「Vạn sự khởi đầu nan」や「一寸延びれば尋延びる」-「Sau cơn mưa trời lại sáng」や「一念岩をも通す」―「Chân cứng đá mềm /Có công mài sắt có ngày nên kim」や「石の上にも三年齢」―「Cứ cố gắng、 quyết tâm thì đều sẽ đạt được mục tiêu」など。

 人の性格を表す

日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字は人の性格も表す。良い性格も悪い性格もある。例えば:「一を以て万を察す」―「Học một hiểu mười」、

「二枚舌を使う」―「Lưỡi không xương nhiều đường lắt léo」、「七の賢しき人」―「Người khôn ngoan」、「十三月なる顔付き」―「Thong thả như năm có 13 tháng」など。

1.5.3 日越語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化的特徴の対照

ベトナム語と同じで、社会についての認識を表す文化特徴が一番多く示している。そして、日本語の慣用句における数字は時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表さない。時間と空間の教え方を表す文化的特徴は四字熟語でよく見

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えた(例えば:一日一泊、一日千秋)。そして、ベトナム語の慣用句における勘定、測勘定、測定のことで使われた対象はだいたい農業生産の特徴を持つ物事であるが、日本は第二次世界大戦前、もう工業国になってので、その使い方はあまりない。

1.6 本章のまとめ

日本語とベトナム語における慣用句の定義を調べたところ、慣用句について共通する定義を持つことが分かった。

日本語において、宮地(1982:238)は「語の二つ以上の連結体であって、その結びつきが比較的固く、全体で決まった意味を持つ言葉」であると定義している。他に、国広(1985)においても「二語以上の連結使用が固定しており、全体の意味は構成語の意味の総和から出て来ないもの」とし、籾山(1997:30)は「複数の語の連結使用が固定しており、全体の意味は、個々の構成語がその連結の一部でない時に持つ意味の総和からは導き出せないもの」とそれぞれ定義している。

ベトナム語の慣用句に関して、慣用句とは Nguyễn Lân (2014)の “Từ điển thành ngữ và tục ngữ Việt Nam”『ベトナム語の慣用句と諺』では「一つの意味を表すのに使用される固定的な句である。」とし、Hoàng Văn Hành (2008)の“Thành ngữ học Việt Nam”

『ベトナム語の慣用句論』に「慣用句は比喩的意味を表す特別な総和語である。」とし、“Nhập môn ngôn ngữ học”『言語学入門』では、「慣用句についての説明は次のとおりである。慣用句は、構造の安定性と意味の象徴的価値の観点から見た言葉の単位であり、①慣用句的、②象徴的、③民族的、④表情的のような四つの意味の特徴がある。」とそれぞれ定義している。

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iv 表現全体で一つのまとまった意味を表すものであり、構成語彙の個々の意味からは想定しにくい

v 語彙・統語的に分析不可能な点、末尾がが動詞が多いこと、比喩的な意味が多いこと、さらに教訓的な意味を示さないことなどにより諺とは異なる性質を持つ

両言語の数字を含む慣用句に関する先研究を整理し、数字を構成要素にする慣用句の定義やその位置づけについて確認した。

各言語において数字を含む慣用句は尐なくないが、対象範囲においては研究者によりあまり多くない。日本語の数字を含む慣用句の数量として、Ngô Minh Thủy (2012)では、全慣用句数の9.42%を数字を含む慣用句が占めてある。

ベトナム語の場合、数字を含む慣用句数を確定したデータは見当たらず、Trần Thị Lam Thủy (2013)の「ベトナム語の諺、慣用句、民謡の意味と文法的な特徴」を対象に調べた結果、数字を含む慣用句は全項目の13.4%(全3225項目の内)を占めることが明らかになった。その内、日本語とベトナム語共に一番多いのが「一」から

「十」という数字であり、次は残りの数字である。

先行研究に対する考察をまとめると、数字を含む慣用句に関する研究は日本語の数字を含む慣用句をベトナム語と英語と対照比較し、数量・形式・意味に対する同異が検討されることが殆どである。そこで、上述している先行研究らの研究方法は下記の四種に分けられる

○1数字を含む慣用句の数量的分析・慣用句の意味や状況や数字の意味などによって、慣用句における数字の意味と文化的な特徴に対する分類、明らかにする

○2日本語の数字を慣用句の外国語との対照比較分析による意味的説明・比較考察対照研究に対して議論

対照比較研究に対して、Hồ Thị Hoài Nam (2012)とTrần Thị Lam Thủy (2013)の分類や分析方法など、Trần Thị Lam Thủy (2013)の数字のベトナム語で使われる数字の文化的な特徴を参照しながら、日本語の慣用句における数字の文化的な特徴の分

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析を行っていき、日本語との比較を行う。

ベトナム語の慣用句における数字の文化特徴は四つある。自然についての認識と社会についての認識と時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表す。日本語の慣用句における「一」から「十」までの数字の文化の特徴は亓つある。社会についての認識と日常の場面と外見の状態と人の気持ちと励むことと人の性格と避難を表す。日本語の慣用句における数字は時間と空間の数え方と産物、物事の勘定、測定を表さない。その文化特徴に対して、慣用句の代わりに、四字熟語がよく使われている。そして、日本は工業国なので、慣用句における数字の文化特徴は物事の勘定、測定を表さない。

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第二章 ベトナムにおいて日本語の「一」から「十」までの数字を含む慣用句の教授

及び総合練習の作成

2.1 日本語の慣用句の教育の必要性

 ハノイ国家大学外国語大学付属英才高等学校の学生との考察

「一」から「十」までの数字を含む慣用句の勉強と使用に関する生徒の問題点を見つけ出し、解決を出すのを目的として、「一」から「十」までの数字を含む慣用句に関する45分のテストを出した。

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表2:テストの点数の合計表

Ngày đăng: 15/01/2021, 00:02

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